東日本大震災や東京五輪に向けた建設需要の高まりで資材費などが高騰し、分譲マンションの
大規模修繕工事が資金不足に陥る例がでてきました。
専門家は3割程度の工事費が増えていると指摘しています。
マンションの管理組合は、10~15年に1度の大規修繕を盛り込んだ長期修繕計画を立て
毎月所有者から積立金を徴収しています。
しかし、全国のマンションの2~3割で資金が不足している。
工事費高騰は、きちんと集めていても資金が不足するという、新たな問題を
生み出しています。
※そこで、修繕積立金不足の対応策として
●専門家による建物診断を行う。(ただし、費用が掛かる。管理業者に頼めば安価だが、見積もり費 用が高くなるので専門家に頼んだほうが良い。)
●積立金がたまるまで、工事そのものを先延ばしにする。
●工事を2回に分け、一部を延期する。足場が必要な工事は先に延ばす。
●金融機関等から資金を借り入れる。
●所有者から一時金を集める。
●修繕積て金を値上げする。
ただし、お金が絡むことになりますので、各所有者との合意形成が大変になります。
私の関係するマンション等でも、長期修繕の再見直しや
管理規約の変更を行い対応を急いでいます。
皆さんのマンションは大丈夫ですか。